2024.03.26
取り組み事例
LIPNews 株式会社シーアールイー
【連載】第21弾・パート②:不動産の新たな価値を創造し、経営を支援するCREの資産活用術~物流インフラプラットフォームNews~
こんにちは! シーアールイー(以下CRE)マーケティンググループです。
企業にとって、遊休資産は大きな課題となります。しかし、適切な活用方法を見つけることで、収益向上や経営課題解決に繋げることが可能です。
物流インフラプラットフォームNews第21弾・パート①につづきまして、パート②では、CRE資産活用グループの具体的な事例を通して、お客様の課題解決をどのように支援しているのかをご紹介します。引き続き、ぜひご一読ください!
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<今回お話をお聞きした方>
株式会社シーアールイー
資産活用グループ第1チーム チームリーダー 松本 淳 氏
資産活用グループ第2チーム チームリーダー 蛯原 省仁 氏
<目次>
相談から解決策の提案まで1~2か月というスピード感が強み
松本 淳 ー 特徴としては、土地開発、建築、売買、賃貸まで、あらゆる業務をワンストップで提供していることが挙げられます。多くの会社では、建築なら建築、賃貸なら賃貸と部署が分かれており、活用方針がある程度定まっていないと相談がしづらいかもしれません。CREではどんな相談内容に対しても、各業務担当者が顔を合わせ議論を重ねたうえで、最適解を導き出します。自社ですべてを提供しているからこそ、業務の垣根にとらわれない総合的な提案が可能となります。
倉庫に関していうと、その建築から運営管理、古くなって朽ちるまでのサイクルのすべてを見てきているプロフェッショナルが何人もいるので、中長期的な視野でアドバイスができます。たとえば工場を倉庫に変えた段階から数十年先に建物としての寿命をむかえるのを想定し、それを全うするにはどのタイミングでどんな運営管理を行えばよいかを織り込んだうえで運営計画を練っていくなど、自社ならではの知識やノウハウを持っています。
蛯原 省仁 ー 相談を受けてから解決策を提案するまでのスピード感も、私たちの強みだと思っています。たとえば今ある工場をリノベーションして、賃貸にて運用するとなると、計画をまとめあげるのに要する時間は、一般的に数カ月から半年といったところだと思います。
しかしCREの資産活用グループでは建築・売買・賃貸の提案が可能な為、最初の相談からおよそ1~2か月の間に提案できます。運用方針の確定や不動産の現金化というのは、基本的にできる限り早いほうが経営の助けとなりますから、提案までのスピードにはずっとこだわってきたつもりです。
―― 問い合わせから提案までは、どのような流れで進むのでしょう。
蛯原 省仁 ー 最初に必ず行うのは、ヒアリングです。どんなところに課題を抱え、何を望んでいるのかを把握するのが、最適な提案を行うための土台となります。その段階から、できることとできないことを、可能な限りはっきりさせていきます。
そのうえで、市場調査に入ります。たとえば倉庫にして賃貸市場に出した際の賃料はどれくらいかや、事業用地として売り出したならどれほどの価格になるかなど、情報をまとめていきます。その調査結果を踏まえて、最終的な活用プランを練り上げ、提案するというのが大きな流れです。
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不動産を活用して企業価値を高めるために
―― これまでさまざまな相談があったと思いますが、具体的な事例を教えてください。
松本 淳 ー とあるオーナー様が所有されていた土地に関して、その活用方法として、CREがまずその土地の借主となり、自社でそこに物流倉庫を建設してテナントを誘致するという提案を行いました。
対象となった土地は、以前も同じように貸し出され、リース会社がそこに別の建築物を建てていましたが、15年の契約期間の満了とともに建物が撤去されて更地となっていました。
当初は他社からの活用提案もあったといいますが、その話の進捗が見えない中でCREによる先を見据えた事業提案が行われたのも、契約にいたるきっかけのひとつであったといいます。オーナー様とCREとの間で結んだ定借契約は35年で、長期に渡り安定した賃料収入が見込めるというのが、評価していただいた点です。
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蛯原 省仁 ー よくある相談としては、やはり「遊休資産を売りたい」というところから入ってくるお客様が多いかもしれません。お客様は当然、不動産の専門家ではありませんから、事前にイメージできる選択肢にもおのずと限りがあります。松本が事例として挙げたような、CREが土地を借りて、倉庫建設からテナント付けまで行うといった方法も、ほとんど知られていないかもしれません。ですからプロフェッショナルとして、時にお客様が思いもしなかったような新たな角度で最適な提案を行うというのも、大切な役割であり、不動産の新たな価値を創造するのが、私たちの使命であると考えています。
―― 今回は「まちなか倉庫」を中心に取り上げましたが、不動産に新たな価値をもたらすための道はひとつではないということですね。
松本 淳 ー はい。たとえば入り口は「不動産を売りたい」という相談でも、ヒアリングを進める中で、「本当は手放したくないけれどそれしか方法がない」と考えているのがわかったとします。それを踏まえて、手放さずに済みかつきちんと収益も上がるような新たな道を提案し、最後には感謝していただけるような結末になったときなどは、この仕事をしていてよかったと心から思えます。
蛯原 省仁 ー 私は前職も不動産会社で、事業用の物件の話が回ってくることがありましたが、そこでのお客様のほとんどは「どうせ何もできない、朽ち果てるまで置いておくか、無償でもいいから借主を探すかしかない」というように諦めてしまっていました。実際に、どこに相談を持ち掛けても何も状況が変わらなければ、そうした気持ちになるのは当然です。私としては、そんなお客様の悩みをどうにかして解決したくて、長い経験とノウハウのあるCREに転職したという経緯があります。これからも、遊休不動産の活用を諦めかけているようなお客様に対し、寄り添い、新たな希望となれるよう、真摯に向き合っていきたいと考えています。
―― お客様の心によりそいつつ、不動産の新たな価値を創造し、事業課題を解決するのがCRE流の経営支援なのですね、本日はありがとうございました!