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【連載】第17弾:海外マテハンの活用で高品質・低コストの自動倉庫が! ~物流インフラプラットフォームNews~ 中西金属工業×APTの最強コラボが「価値とコストの最適化」を実現

こんにちは! シーアールイー(以下CRE) マーケティンググループです。

今年は暖冬で桜前線も駆け足で列島を縦断、皆さんは新年度の活動を元気に始められたことと思います。

今回のインタビュー第17弾は、自動倉庫リニューアルほか物流設備・システムのインテグレーション事業を手掛ける株式会社APT(アプト、以下APT)*が、マテハンほかの産業用機械・部品メーカー、中西金属工業株式会社(NKC)とのコラボにより、「高品質・低コストの自動倉庫」を実現させた注目事例にフォーカスします。

物流インフラプラットフォームの浸透を目指すCREグループの一員であるAPTは、海外メーカーのマテハン機器をインテグレートしてつなぎ、日本品質で提供するソフト技術で定評があります。しかし最適な仕様変更を海外メーカーに要求することには限界も。

一方、中西金属工業は搬送機器から部品まで自在に内製で作り出す高い技術力と、海外拠点ネットワークを保有。まず国内工場の自動倉庫案件でAPTとの連携が成功したことから両社の協業が始まり、海外工場でも実績が誕生。お客様のニーズに柔軟に対応ができる中西金属工業とAPTの最強コラボならではの「価値とコストを最適化」するシステム提案を、物流分野にも広く展開するというのです。

そこで! 今回は他にないコラボの特徴から広がる展望まで、両社の事業推進キーマンに詳しい話を伺います。

*第14弾(2022年5月)のインタビュー記事はこちら

<インタビュイー>
 ・中西金属工業株式会社 輸送機事業部
  技術開発部 部長 兼 物流推進室 室長 光川 竜右 氏
  技術開発部 物流推進室 荒木田 颯 氏
 ・株式会社APT ソリューション営業本部
  第一営業部 部長 栗原 勇人 氏
  第一営業部 第一グループ グループマネージャー 寺尾 卓 氏

<目次>
 ・自社技術で新製品開発、パートナーつくりに課題も
 ・ソフトとハードで「つなげるインテグレーション」
 ・【国内事例】 最強コラボで国内飲料メーカーに自動倉庫
 ・【海外事例】 タイの自動車メーカー工場にも自動倉庫
 ・両社のコラボで「オンリーワンの価値」を提供する

自社技術で新製品開発、パートナーつくりに課題も

―― 中西金属工業さんが、中軸製品だった工場の生産ライン用のコンベヤから物流分野に展開されたのはいつ頃からですか?

中西金属工業株式会社
輸送機事業部 技術開発部 部長 兼
物流推進室 室長 光川 竜右 氏

NKC 光川 ー 当社は1924年の創業で、白物家電の生産ライン用のローラコンベヤから搬送機器の製造を始め、徐々に自動車生産ライン用のコンベヤにシフトして行きました。構内用の電動リフトやAGV(Automatic Guided Vehicle、無人搬送車)など省力化マテハン機器については、子会社のKOLEC(コレック)ブランドで提供していました。2008年のリーマン・ショック後から新規事業開発を積極化していたのですが、2015年ころ、AMR (Autonomous Mobile Robot、自律式搬送ロボット)の制御技術として今ではよく知られている、SLAM (Simultaneous Localization and Mapping、スラム、位置特定と地図作成を同時に行う)技術が出てきました。これを契機に、当社もSLAMを導入して「地上走行ロボットNo.1」を目指そうと、当時から成長市場として期待されていた物流分野にターゲットを絞ることにし、2019年には物流推進室も設置して体制を強化しました。 


左:インタビュアー エルテックラボ 代表 菊田 一郎

―― 私は以前、貴社の無人フォークリフトの記事を書いたことがあります。国内フォークリフトメーカー数社が覇を競う市場に飛び込んで行かれたのには驚きました。ただのAGVよりフォークの抜き差しがあって難易度も高いのに自社で作ってしまう技術力はさすがだと思います。

 

中西金属工業 ROBO Fork15

NKC 光川 ー 無人フォークリフトのニーズは拡大すると考え、KOLECが持っていた電動車をベースに無人走行機能を加えて作りました。フォークリフトのことは知らなくても技術開発の体制があるので複数の企業にご協力頂きながら学んでいきました。一般の常識を知らなかったからこそ、新しいものを作れたと思います。

 
 

―― いま「物流2024年問題」でドライバー不足ばかりが取り上げられますが、これから観光・飲食・交通などの産業が回復すると、庫内作業者の人材確保は争奪戦になり、倉庫作業の自動化ニーズはさらに高まるはずです。中西金属工業さんとして、物流分野での展開に足りないものはあるのでしょうか?

NKC 光川 ー 足りないのは「パートナーシップ」です。海外での仕事が多い半面、国内では代理店を通さない営業の直販のみで、代理店やパートナーを見つけて連携するという戦略を採ってきませんでした。逆に自力で事業を立ち上げる組織的な能力には強みがあるのですが……。

――先ほど貴社構内を拝見したら、他社とのコラボのための専用ルームやスタートアップ企業のインキュベーションスペースまで確保され、今では完全にオープンイノベーション戦略に転じておられます。それを物流分野でも展開しようというわけですね。

休憩室から見える他社とのコラボのための専用ルーム
中西金属工業
デザイン思考を用いたの開発スタジオ中西金属工業

ソフトとハードで「つなげるインテグレーション」

―― 次にAPTさん、前回のインタビューでも社長にお聞きしましたが、自動倉庫の制御システムのリニューアル事業は今も堅調のようですね。

株式会社APT
ソリューション営業本部 第一営業部
部長 栗原 勇人 氏

APT 栗原 ー はい、今も主力事業の1つになっています。ユーザーがメンテナンスを必要とする場合、メーカー以外に依頼・相談できること自体を知らない、という実態がありました。こうしたメーカーロックインになっている場合でも、別の選択肢を提供できることが当社の価値だと思います。一方では自動倉庫メーカーとの協力関係も重要なため協業も行っています。

 それも含め当社は、ハードとソフトの連携による「つなげるインテグレーション」を標榜し、新規の物流設備と既存の設備、また国内・海外の様々なメーカーの製品をインテグレートするサービスを展開しています。最近では、新たにCREグループに加わったコンサルタント会社(株式会社ストラソルアーキテクト)と連携し、従来以上に幅広い提案ができるようになりました。

―― 以前から、海外のマテハン機器を買ったはいいが、既存設備と連携できず使えない、という失敗事例が多く聞かれましたが、APTさんなら制御システム技術を軸に連携させられるのが強みなわけですね。

APT 栗原 ー はい、そうして他社の物流機器を連携可能にすることを、当社では「APT式に最適化する」と言っています。でも、当社はメーカーではないので自社だけでできることは限られる。まさに今回ご紹介する事例のように、他社と連携し、協業して完成させる案件が最近は伸びています。

最強コラボで国内飲料メーカーに自動倉庫

―― 両社が協業を開始するに至った、直接のきっかけは何だったのですか?

中西金属工業 ROBO Carry Rack

APT 栗原 ー シャトルでラックにパレットを入出庫するだけでなく、シャトルがそのまま庫外までパレット貨物を運び出せる中西金属工業さんのロボット自動倉庫、「ROBO Carry Rack」が欲しいというお客様の案件があり、当社から中西金属工業さんに見積もりを依頼したことがきっかけです。2019年のことで、その時に当社の事業を紹介したところ、担当の方に興味をもっていただいたことから関係が始まりました。

 そのあとに、今度は中西金属工業さんからスタッカー式の自動倉庫を販売したいので協力してほしいと打診があり、当社と取引のある海外メーカーを紹介しました。

NKC 光川 ー 無人化工場を目指し、当初は工程間をつなぐコンベヤやAGVを軸に事業を拡大してきたのに続き、今ご紹介のあったシャトルロボットタイプの自動倉庫を開発しました。続いて、まだ持っていなかったスタッカクレーン式の自動倉庫を作ろうと考え、試行錯誤していました。結果として、標準製品を他社と同等の金額で作るのは難しいと判断し、海外メーカーのスタッカレーンを入れようとAPTさんに相談しました。

APT 栗原 ー そこで当社が、以前から知っていた海外製品を紹介しました。中西金属工業さんが要件や詳細仕様、詳細設計を担い、当社が「魂」を入れる、つまり「つなぐ制御を入れる」形ならできそうだと。

NKC 光川 ー 逆に当社はAPTさんが得意な自動倉庫の制御やWMS(Warehouse Management System、倉庫管理システム)については知見の足らない部分がありました。互いに補完しあい、うまくかみ合ったんですね。これが協業実績の第1号機で、国内大手飲料メーカーの三重県の工場にスタッカクレーン式パレット自動倉庫を2セット納入したものです。2021年2月に稼働しました。

 ただし自動倉庫の棚は日本メーカーの製品を使いました。ラックの耐震基準の問題から、当社として品質保証をするための判断です。

APT 栗原 ー とてもユニークな仕様なんです。1つのレーンに2台が走るデュアルクレーン方式で、かつ、フォーク/ラックの奥行きも2パレット分のダブルディープ方式です。クレーンが高速走行するのに、絶対ぶつからない制御がされている。それが2セットでクレーン4台。長年自動倉庫に携わっている当社のメンバーも「両方ダブル」という案件は見たことがありません。荒木田さんが担当されたその設計も、見事な制御も、我々はもう驚きの連続でした。

NKC 荒木田 ー いま聞いて、初めてそんなに珍しいものであると知りました。

導入された「デュアルクレーン」と「ダブルディープ」の説明

APT 寺尾 ー 当社は自動倉庫のシステムリプレース業務をさんざん経験しているのですが、中西金属工業さんの説明をお聞きするたびに、我々エンジニアは驚くことばかりで……。

APT 栗原 ー それが設計通りに動いたことにも、ほんとうに驚きました。

―― その設計というのは、お客様の要求に応える能力を出すための工夫なんですね。システムの規模と合わせて教えてください。

NKC 荒木田 ー 工場建屋の外に建てられた2つの倉庫の中に、パレット自動倉庫2基を設置しました。1100パレットの保管容量で、長さは1列30m。入庫と出庫でラインを分け、3Fの入庫口1か所に対して、1Fの出庫口はサイドに2か所設けました。24時間操業の夜間は生産ラインからの入庫だけで、昼間には自動入出庫します。お客様の要望に対し、一番良いレイアウトと機能を考えて設計しました。

国内飲料メーカーに納品したパレット自動倉庫

APT 寺尾 ー 2台のクレーンの加減速のタイミングを詰めるのに苦心しました。こんなにスピードを出して大丈夫か、荷物は落ちないかと心配しましたが、荒木田さんがすごい方程式で加速度まで完璧に計算されていたんです。

APT 栗原 ー 当社はダブルディープまでは対応経験があっただけに、初めは保守的な考えもありましたが、話し合う中で誤解も解消でき、とても良い経験になりました。

NKC 荒木田 ー 従来この現場では工場の建屋をつなぐため戸外でフォークリフトが危険なほどたくさん走行しており、冬の夜間はとても寒く過酷な作業になっていました。この人手作業をなくしたいとのご要望でした。今回、我々にとって厳しかったのは納期です。お話をいただいてから立ち上げまで、半年しかありませんでした。

導入されたクレーンタイプの説明

―― それから設計し、仕様を決めて、承認されて初めてクレーンとラックを発注して、届くのを待って、組み上げて、調整するんですよね。

中西金属工業株式会社
輸送機事業部 技術開発部 物流推進室
荒木田 颯 氏

NKC 荒木田 ー そうなんです。コストより納期が優先、とのお話でした。私は技術営業の仕事もさせてもらいましたが、コストと仕様は表裏一体なので、納期は守りながらもコストは極力抑えるように調整しました。

 

APT 寺尾 ー 荒木田さんは各社との調整・とりまとめまでされたので、本当に大変だったと思います。

―― 本件でのシステム導入効果はどうでしたか?

NKC 荒木田 ー 夜間の2名分のフォーク作業時間(16時間)を削減することができました。その分、上流の生産能力がフォークマンの作業時間に依存しないようになりました。

NKC 光川 ー 既存の自動倉庫と比べて納期を半年縮められたので、その期間の投資回収もできたと思います。

タイの自動車メーカー工場にも自動倉庫

―― 次にもう一つのコラボ実績として、海外事例に移ります。概要を教えてください。

NKC 光川 ー タイにある日系自動車メーカー工場での自動倉庫のリプレイス案件です。海外メーカーの自動倉庫なのですが、その会社に納期1年で打診したところ、半導体不足などの理由で断られたことから、当社に依頼がありました。当社はアメリカとアジア各国、一部のヨーロッパなど、日系自動車メーカーが進出しているところに海外拠点を持っています。

NKC 荒木田 ー 半導体の確保ができるということで、先ほどと同じく海外メーカーにスタッカクレーンを発注しました。乗用車の完成車用自動倉庫で、この案件ではラックも海外メーカーに手配しています。規模は既存の自動倉庫で格納できる車体45台分に対し、35台分を格納できる設備を新設しました。

NKC 光川 ー 既存の棚の横に新たに設置する形で、棚のリニューアルを行いましたが、タイは地震もあるので、耐震に対する棚の品質保証に苦心しました。海外の棚メーカーと中西金属工業の棚の構造解析を行い、構造的に問題がない形に仕上げました。

NKC 荒木田 ー 既存ラインが真横にあるスペースに増設したのですが、生産ラインは止めることなく、年末年始の休みだけで切り替えをしたので、緊張感がありました。その中で、海外メーカーには仕様を細かに伝えていたのに、届いて調べてみたら、当社基準に満たない部品があったんです。

NKC 光川 ー そのため計画通りにいかず、荒木田が毎日、海外メーカー側に確認し部品を探しては手配し、何とか進めましたが、文字通り「気合と根性」で頑張ってくれました。

株式会社APT
ソリューション営業本部 第一営業部
第一グループ グループマネージャー 寺尾 卓 氏

APT 寺尾 ー 先の国内事例の時も部品違いはありましたが、それに対応するための作り直しも中西金属工業さんは対応してしまう。このリカバリー力の高さは、すごいことです。

NKC 荒木田 ー スタッカクレーンに電源を供給する部品インテックスが弱いと発火してしまうので、入れ替えないといけません。間に合わないものは給電方式も変更して対応しました。

NKC 光川 ー コロナ禍がなければ海外に人を派遣して、部品違いなどなくせたはずなのですが……。

―― まさに、中西金属工業さんでなければできないことですね。そこにソフト系のパートナーであるAPTとの連携は、今回もうまく機能したのでしょうか?

NKC 光川 ー はい。PLC(Programmable Logic Controller、機器や設備などの制御に使われる制御装置)を使った仕組みで、お客様向けのインターフェースを作るのに、我々にはないWMS、WCS(Warehouse Control System、倉庫制御システム)の知見をもつAPTさんにお願いできるのは、とても心強いことでした。

NKC 荒木田 ー 本工場の自動倉庫の完成は今年、2023年の1月で、その後も順調に稼働しています。

―― こちらについてもシステム導入効果を教えてください。

NKC 荒木田 ー APTさんのお陰で、制御とWCSなどソフトまで踏み込んで使いやすくカスタマイズしていただけたので、お客様が自分たちでシステムを扱えるようになったことが大きいです。リモートメンテナンスも可能で、稼働後にAPTさんにさっそく対応してもらいました。 

NKC 光川 ー 自動車工場には自分でハードやソフトを取り扱うことができるエンジニアがおられるのに、今までのメーカーの自動倉庫システムはユーザーが手を触れられませんでした。しかしAPTさんはユーザーが扱えるようにプログラムソースをオープン化しているのでメンテナンス性が向上しました。

―― 今回のような工場ではなく物流センター、倉庫だったらエンジニアがいないので、リモートメンテナンスが可能なのは大きなセールスポイントになるでしょうね。

両社のコラボで「オンリーワンの価値」を提供する

―― 以上、国内外2件のコラボ成功事例を紹介していただきました。最後に、今後のコラボ拡大への展望を、両社からそれぞれお聞かせいただけますか。

どんな機器でもつないで「魂」を入れる
APTのエンジニア

NKC 光川 ー これから両社で国内・海外にさらに広く物流の分野へ展開していこうとする際、我々にとってシステム構築・立ち上げまでのボトルネックとなる、WMS/WCSとハード/PLCとの連携にかんして、APTさんに「魂を入れて」もらうことを期待しています。互いの連携で新しい技術開発も可能だと思うので、それを発展させていければと思います。

NKC 荒木田 ー 制御もそうですが、在庫管理など物流現場作業の運用面でも知見をいただきながら、お客様により良い提案をしていきたいですね。我々が今まで強くなかった部分に助力いただいて、一緒にお客様に提案していきたいです。

―― コラボ展開でターゲットとする分野はありますか?

NKC 光川 ー 当社の事業は先の事例も含めて製造業が中心分野でしたが、これからはAPTさんと物流分野の倉庫に展開するサービスを作りたいと思っています。同じ理由で今まで重量物の扱いが主だったので、軽量品用の製品ラインナップがありませんでした。そこに中国メーカーの製品を組み合わせ、重量品から軽量品までカバーする事業を発展させたいと思います。

―― すると今後は、生産より下流の卸・小売など、流通分野にも幅を広げていくのでしょうか?

NKC 光川 ー はい。今取り組んでいる次の案件は、小売向け物流センターにおいて、自動倉庫から軽量のケース/ピースのピッキングまで提案する案件です。先ほどの「ROBO Carry Rack」はAGVが棚に入って自動入出庫すると同時に、床も走ってピッキングステーションまで届ける、GTP(Goods to Person)方式の運用が可能なロボット自動倉庫です。これを活用し、パレット保管からピッキングまでの仕組みを提案します。

―― APTさんとしての展望は?

APT 栗原 ー 現在進行中の案件も中西金属工業さんがお客様との打ち合わせを終えておられ、当社に発注いただけるのは感謝しかありません。しかし今後はCREグループに加わったコンサルタント会社(ストラソルアーキテクト社)を含むフォーメーションで新たな案件を開拓できる体制になりましたので、こちらで受注した案件を中西金属工業さんとの連携で進めることができると思います。

製品の動作チェックを行う中西金属工業の技術者

NKC 光川 ー 最近の物流ロボット業界をみると、日本市場にも中国メーカーが大きく進出しています。それを傍観しているのでなく、逆に日本のAGVやロボットを海外に販売していきたいです。日本はモノづくりで世界と戦えるレベルにあり、最先端技術を日本が押さえることは不可能ではない。APTさんほか協力会社と一緒に展開し、外貨を稼いで日本を豊かにしたい。いつやるとはまだ言えませんが、そんな野望をもっています。
 

―― ぜひ、チーム・ジャパンで連携し、物流ロボットで世界に「逆襲」してほしいですね!この2社の最強コラボだからこそ提供できる価値についてお聞かせください。

APT 栗原 ー ユーザー側が選択肢を持ち、主導できるように支援していきたいと考えています。中西金属工業さんと当社なら自社製品でも他社製品でもつなぐことができ、ユーザーが本当に作りたい仕組みを、運用・機械・メンテナンスまで一貫してご提供できます。物流システム機器産業界も成熟化し、古い設備ですと当時担当したエンジニアが退社していて対応できないケースも増えています。年齢層の若い我々はどんどん新しいことにチャレンジし、長い年月にわたって対応し続けられるのも価値だと思います。

APT 寺尾 ー 柔軟性があり、対応力がある2社の連携で、端から端まで一貫した対応ができるのが強みです。さらにパートナーシップを広げて、エンドユーザーにより多くの選択肢をご提供できると思います。 

NKC 荒木田 ー いまご指摘の通りで、APTさんとの連携で提案の幅が大きく広げられます。従来の当社は運ぶコンベヤとAGV、保管する自動倉庫止まりでしたが、それに加えてピッキングもカバーできる。DAS(Digital Assort System、仕分けする商品をシステムに認識させ、仕分け先ごとに設置したデジタル表示器に指示数が反映される仕組み)や仕分け装置など、我々にはなかった機能も含められることで、サプライチェーンの上流の製造から下流の小売まで、幅の広い提案が可能になると期待しています。

NKC 光川 ー APTさんのように製品自体のPLCと制御ソフトの両方を取り扱うことができ、またコンベヤもAGVも両方扱える会社は少ないです。そこに我々が連携することで付加価値を生み出します。たとえば標準品にはない様々なご要望に我々なら対応でき、他社の設備ともつなぐことが出来るので、従来のメーカーに比べ提案の幅が広げられます。それにより、それぞれの分野でナンバーワンの技術を磨き、「オンリーワンの価値」に仕上げていきたいと考えています。

―― 今までの物流システムにはない「オンリーワン」の価値ですね! 両社の最強コラボが大きく発展していくことを期待しています。本日はありがとうございました!!

 

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企業①中西金属工業株式会社
企業②株式会社APT

執筆者 菊田 一郎 氏 ご紹介

L-Tech Lab(エルテックラボ)代表、
物流ジャーナリスト
(㈱大田花き 社外取締役、㈱日本海事新聞社 顧問、流通経済大学 非常勤講師、ハコベル㈱ 顧問)

1982年、名古屋大学経済学部卒業。物流専門出版社に37年勤務し月刊誌編集長、代表取締役社長、関連団体理事等を兼務歴任。2020年6月に独立し現職。物流、サプライチェーン・ロジスティクス分野のデジタル化・自動化、SDGs/ESG対応等のテーマにフォーカスした著述、取材、講演、アドバイザリー業務等を展開中。17年6月より㈱大田花き 社外取締役、20年6月より㈱日本海事新聞社 顧問、同年後期より流通経済大学非常勤講師。21年1月よりハコベル㈱顧問。


著書に「先進事例に学ぶ ロジスティクスが会社を変える」(白桃書房、共著)、ビジネス・キャリア検定試験標準テキスト「ロジスティクス・オペレーション3級」(中央職業能力開発協会、11年・17年改訂版、共著)など。

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